スマートスイッチ Lite CLI設定方法
一般的な中小企業 (SMB) のネットワーク環境では、ローカルのWeb管理画面やクラウドポータルを使用してネットワークインフラを管理する傾向があります。ベンダー固有の管理画面やクラウドポータルは通常、意図した通りに機能しますが、エンドユーザーが複数ベンダーによるインフラを持っている場合、複雑な環境を作り出すこともあります。このような課題を解決する方法として、サードパーティのネットワーク管理システム (NMS) を統合して、すべてのネットワーク機器を一元的に管理することが考えられます。NMSの変化に対応するため、NETGEARはスマートスイッチの一部のモデルでコマンドラインインターフェース (CLI) を搭載し、NMSの課題を解決します。
ファームウェアバージョン: 6.0.10.5より、SSHまたはTelnet経由によるCLI機能をサポートします。
Lite CLI機能をサポートするモデルとファームウェアバージョン:
GS728TPv2/GS728TPPv2/GS752TPv2/GS752TPP 6.0.10.5以降
GS308T/GS310TP 1.0.5.5以降
GS108Tv3/GS110TPv3 7.0.9.5以降
GS724TPv2/GS724TPP 2.0.8.5以降
MS510TXM/MS510TXUP 1.0.5.5以降
PoE管理コマンド例:
Switch# show power inlinePower management mode: Port limit mode
Pre-allocation : Disabled
Power-up sequence : Staggered
Unit Power Status Nominal Allocated Consumed Available
Power Power Power Power
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1 Off Normal 190Watts 0Watts (0%) 0Watts 190Watts
Port State Status Priority Class Power Up Max.Power (Admin) (mW)
---- ----- --------- --------- ------- -------- --------- ----------
g1 Never off low N/A 802.3at 0 (30000)
g2 Auto searching low N/A 802.3at 0 (30000)
………………
スマートスイッチのCLIでサポートされるコマンドのカテゴリー:
システムコマンド:
- 管理
- PoE (Power over Ethernet)
- LLDP (Link Layer Discovery Protocol)
スイッチングコマンド:
- インタフェース
- LAG (Link aggregation group)
- VLAN (Virtual local area network)
- Auto-VoIP (Auto-Voice over Internet Protocol)
- STP (Spanning Tree Protocol)
- MACアドレステーブル
ルーティングコマンド:
- IPルーティング
- ルーティングテーブル
- ARP (Address Resolution Protocol)
セキュリティコマンド:
- 管理セキュリティ
- アクセス
- トラフィック制限
監視コマンド:
- ポート
- ログ
- ミラーリング
メンテナンスコマンド:
- リセット
- コピー
- ファイル管理
- Ping
スマートスイッチのCLI設定とは、どのような意味を持ちますか? スイッチはヘルスチェックやPoE管理に関連するすべてのCLIコマンドを提供します。NMSだけでなく、CLIによる設定管理を行うことも可能で、ローカルの管理画面やInsightクラウドポータルにログインする必要がありません。最新ファームウェアでは、CLI設定はローカルの管理画面とInsightクラウドポータルの設定と同じであるため、安心です。
NETGEARのスマートスイッチやLite CLI機能の詳細については、こちらをご覧ください。
ファームウェアダウンロードとサポート: https://www.netgear.com/support/
Lite CLIに関連する記事:
https://kb.netgear.com/000064429/mDGAprccBFuwkbucoaaNIopZdHGsufWx